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【洋服】西ドイツ時代のローデンコート / 後編

前回の日記から引き続き古着屋で出会ったコートの話です。

そのコートは古着とは思えないほど状態の良いウール地で、裏地まで可愛くしっかりと作り込まれ、しかも”Made in Werstern-Germany”という歴史を感じるタグが付いていました。

また同じようなコートを探し出したいと思い、その古着屋さんの店員さんにこのコートについて聞いてみると、オーストリアやその周辺地域の伝統的なドレスに合わせるようなデザインの上着らしいということを教えてくれました。さすが古着屋さん。

それを聞いてピンときたのがタグに表記された「BAVARIAN」という単語。
実は今年の6月に仕事で「バーバリア」に行ってきたばかりだったんです。

バーバリアンとは

ミュンヘンの人は今でもディアンドルを着ることが多いそうです。
結婚式などオフィシャルな場での正装で、日本でいう振袖や袴のようなものかもしれません。



「BAVARIA」はドイツ・バイエルン州のこと。
首都はミュンヘンです。サッカー好きな人はよくご存知かもしれないですね。私はミュンヘンに一週間弱おりました。

その際にミュンヘン空港で買ったマグネットです。この「ザ・ドイツ!!」な写真に惹かれてためらいなく購入しました。この可愛い女の子が着ているのがバイエルンの伝統的な民族衣装「ディアンドル(Dirndl」です。

ディアンドルはバイエルンからリヒテンシュタイン公国、そしてオーストリアのチロル地方にかけてのものだそうで、この「チロル地方」が次のキーワードになってきます。

ローデンコートとは

吉祥寺のOrfeoさんのこちらです、このコートです...!

タグに書かれた「LODEN COAT」という表記。
ローデン(Loden cloth)とは撥水に優れた軽いウールの生地を指し、発祥はそう、オーストリアのチロル地方。実用的な素材なので、狩猟用のコートに使用されることが多かったようです。
詳しくは日本のおしゃれ番長、ユナイテッドアローズの栗野宏文さんが書かれたこちらの記事を参照ください。

つまりこの素敵な臙脂色のコートは、西ドイツ時代にバイエルン州のどこかでローデンクロスを用いて作られたもの。

もしかしたら、ひょっとすると、ミュンヘンやオーストリアとの国境近くに行けば、似たような古着に出会えるかもしれません...!

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