オーストラリアNSW州、外出自粛が始まって1ヶ月が過ぎた。
1ヶ月前の日記を読み返すと遠い昔のように感じるが、体感でいうとあっという間。ずっと家に引きこもっていると、1日なんてあっという間に過ぎていく。
毎日毎日ひたすら単調なもんだから、曜日がわからなくなってくるのはもちろん、買い物に行った日や新しいタスクを始めた時がいつなのかすら曖昧になってくる。昨日か一昨日くらいだったかなと思って確認すると、もう4日以上前だった、なんてことはしょっちゅう。
ぬるぬるした日々の中でいかに健やかな1日を過ごすか、これが最も大きな課題。
私は翻訳や営業アシスタントの在宅ワークをしている。
スケジュール管理が自分に委ねられると、通勤・通学で場所を移動することの大きな意義や、会社のスケジュールや顧客とのアポという外的要因によって行動をする方がいかに楽かということに気づく。
自分の欲求を抑えるよりも、誰かの命令に従う方が断然ラクなのだ。(これぞまさしく『自由からの逃走』)
何度も1日を無駄にしてきてわかった、これだけは守った方がいい点を3つ、自戒の意味を込めてここにまとめる。
1. 午前中から活動する
ちゃんと朝に起きるのも大事なのだが、起きてから午前中に何か活動をするという心意気も大事。
きちんと起床時間を守っても、その後布団の中でだらけてしまうことが多い。平日通りに起きてしまった週末の朝を思い出して欲しい。スマホをいじって気づけば昼前、なんてしょっちゅうではなかったか。
午前中に家事を一つでも終わらせたり、少しだけでも仕事に手をつけられると、清々しく午後を迎えられる。
「自分えらいぞ」とちょっと誇らしい気分がバネになり、その勢いで午後も頑張れるのだ。
2. 携帯は携帯しない
おそらくこれが最も難しい。
けれど、せっかくうまくこなしていたスケジュールを一瞬でぶち壊すのが携帯だ。
休憩時間の間だけと思っても、大体やめられない。それは自分の軟弱な意志のせいだけではなくて、中毒になるように作られているスマホやアプリのせいでもあると思っている。
「キャンディクラッシュやっちゃダメだ...」「もうインスタ開いて20分も経ってる...やめなきゃ...」と、欲求と理性の葛藤は結構疲れる。そして自分の意志力を無駄遣いしているようでもったいないので、私は携帯を携帯せず、なるべく寝室に置きっぱなしにしている。
朝起きてすぐ、まだ意志力のゲージが満タンの間はスパッと携帯を手放せる。
そこからはなるべく携帯には近づかない。
LINEを含む連絡手段のSNSはパソコンでも確認できるから、仕事の連絡をとり逃すことはない。
もし、あなたが連絡のため携帯を別場所に置きっぱなしにできないなら、目の届く範囲だけど手の届かない範囲に置いてみるのはどうだろうか。
3. できなかった自分、怠けた自分を許す
それでもやっぱり怠けるんです。
誘惑に負けるんです。
自分の理想のスケジュールで1週間過ごすなんて、私のような在宅ワーカー初心者にはまずできなかった。
一度計画が狂うと全てのやる気を失ってしまうという私の悪い癖も手伝って、少しでも昼寝で寝過ごそうものなら、全部嫌になってさらに不貞寝してしまう。
未来の自分に期待を持ち過ぎて、その自分に裏切られたことによる自信喪失と自己嫌悪である。
しかし何事にも失敗はつきもので、失敗があるから改善できるのだ。
だから怠けてしまったり失敗してしまっても、まず自分を許す。
そして自分の失敗の記録と原因を日記にメモしておく。
失敗の回数を減らしていけるよう、客観的に分析していく。
こうやってトライ&エラー、PDCAを繰り返しながら、少しずつ自分にとって最適な生活習慣を作り上げていく。
COVID-19の影響を受けて在宅で作業をする人が多くなったと思う。
新しい環境でも清々しい毎日を過ごせるよう、一緒に頑張りましょう〜。